中古車販売店の倒産急増！トラブルを防ぎ“安全に買う”ためのチェックポイントと安心の自社ローン活用術

1. 中古車販売店倒産が過去10年で最多ペース―その背景を読み解く

中古車業界はいま激震中です。帝国データバンクの速報によれば、2025年1〜5月の中古車販売店倒産は48件。これは前年同期比約38％増で、過去10年でもっとも早いペースです。背景には、

• 新車半導体不足が続き中古車価格が高騰、仕入れコストが急上昇
• 高値でも“良質在庫”が取り合いとなり回転率が低下
• 高額在庫を抱えたまま金利上昇で資金繰りが急速悪化

こうした要因が重なり、体力のない店舗から倒れているのが現状です。

2. 実際に起こった代金・納車トラブル事例

倒産が急増すれば、そのしわ寄せは購入者へ直撃します。

• 売却代金が口座に振り込まれない──車を下取りに出したのに返金遅延。
• 納車日が延々と延期──“整備中”を理由に数か月待たされたまま倒産。
• 倒産直前の“値引き攻勢”で契約→返金も代車も無しというケースも。

被害が拡大しやすいのは以下の3点です。

1. 簡易な売買契約書で支払スケジュールが曖昧
2. 分割払いの途中で破綻すると返金が極めて困難
3. 保証書に「販売店保証のみ」と記載＝倒産＝保証消滅

3. 購入前に必ず確認！トラブル回避の事前チェックリスト

• 決算公告の有無：黒字・自己資本比率がわかる公開資料をサイトに載せているか。
• 在庫回転率：展示車が3か月以上動いていない店は要注意。
• 支払方法の明記：頭金・残金・期日を契約書に明文化。
• 保証内容：「第三者保証会社」が付帯しているかチェック。
• クーリングオフ条項：ネット契約の場合は書面交付の有無で適用が変わる。

4. “安心して車を手に入れる”もう一つの選択肢—自社ローンのメリット

「現金一括は難しい、でも信販会社の審査も不安…」そんなときは自社ローンが選択肢になります。

4-1 自社ローンとは？

販売店が独自基準で審査し、信用情報を見ない場合がほとんど（【ルール1】）。信販会社を挟まないため審査は最短30分で結果が出ます。

4-2 メリット

• 柔軟審査：過去に延滞・自己破産歴があってもチャンス。
• 金利・手数料が明確：ローン会社手数料が上乗せされず総支払額が読みやすい。
• ワンストップ管理：購入・整備・支払窓口が一本化され、店舗倒産時のリスクが低減。

ただし自社ローンは【ルール3】の通り、車両価格が相場より高めに設定されることが一般的。支払回数も24〜36回が中心（【ルール5】）。

4-3 失敗しない販売店選び

• 本当に自社ローンを行っているか：支払回数60回以上を大々的に打ち出す店は、実は信販会社ローンの場合が多い。
• 複数店舗で審査を試す（【ルール4】）：条件を比較して最適な総支払額を見つける。

5. まとめ：信頼できるパートナー選びがカーライフを守る

中古車市場は値上がりと倒産ラッシュでリスクが増大しています。しかし、

• 事前調査（財務健全性・保証内容）
• 安全な支払い手段（自社ローンなど）

を押さえれば、トラブルは大幅に回避できます。信頼できる販売店と自社ローンを賢く活用して、安心・納得のカーライフを手に入れましょう！