自社ローン 優良店ランキングTOP > コラム一覧 > 2025年上期の中古車販売は3年ぶり減少—“タマ不足”が示す中古車市場の今後
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2025年上期(1〜6月)の統計によると、中古車登録(届出)台数は前年同期比1.1%減の216万1,000台となり、実に3年ぶりのマイナス成長となりました。
USSの主要会場データを見ると、上期の出品台数は13.1%増でしたが、成約台数は0.9%増にとどまりました。入札倍率の競り上げが続き、平均成約単価は過去5年で最高水準。仕入れ価格の上昇が販売店の粗利を圧迫しています。
さらに、円安基調とアフリカ・中東を中心とした海外需要が拡大し、輸出台数は前年同期比15%増。右ハンドル車を求める国が増えているため、オークションで落札した車両がそのまま港へ直行するケースも目立ちます。この輸出シフトが国内流通量を押し下げる二重苦を招いているのです。
下期に新車供給が回復すれば下取りも増え、中古車市場に“血液”が戻ります。しかし、メーカー各社は半導体や物流コストをにらみ生産計画を慎重に設定しており、タマ不足が長期化する可能性も。販売店は 「高値仕入れ→高値販売」だけでは客離れを招きかねず、整備パッケージや保証延長など付加価値提案で差別化が必須です。
相場は右肩上がりでも、個体差が大きいのが中古車の特徴。欲しい車種・グレードが明確なら、出物があるうちに購入を決断するほうが総支払額を抑えやすいでしょう。逆に価格重視なら、モデル末期の大型ミニバンや高年式セダンなど相対的に値上がりが緩いセグメントに目を向けると掘り出し物が見つかります。
仕入れ価格高騰で車両本体が高くなると、ローン審査で希望額に届かないケースも増えてきます。その際に知っておきたいのが当社の自社ローンです。
自社ローンは「今すぐクルマが必要だが審査が不安」という方にとって強力な味方になります。一方で総支払額は通常のオートローンより高くなりやすい点をしっかり比較し、納得して選ぶことが大切です。
統計上は販売台数がわずかに減っただけですが、オークション単価の高騰と輸出増というダブルパンチにより、国内の中古車供給は想像以上に細っています。 下期の新車生産計画と為替レートが市場の明暗を分ける最大の注目ポイントです。
消費者としては「相場が下がるのを待つ」よりも、目的と予算に合わせた柔軟な選び方、そして資金調達手段の多角化がコストと時間を節約する近道と言えるでしょう。
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