自社ローン 優良店ランキングTOP > コラム一覧 > 中古車販売店が直面する“三重苦”をチャンスに変える5つの戦略【2025年版】
2024年、USSなど主要4事業者のオークション出品台数は前年同期比15%超増と過去最多を更新しました。新車販売の回復で下取り車が一気に流入し、供給過多の“サイクル転換期”に入ったことが最大の要因です。出品台数が増えれば仕入れ選択肢は広がる一方、売れ筋と滞留車の二極化が鮮明になります。
①在庫過多による成約率の低下、②オンライン入札一般化による仕入れコストの上昇、③価格競争でのマージン圧縮。この“三重苦”は需要と供給のミスマッチが生んだ副産物です。クリック一つで全国から入札できる今、仕入れスピードは上がりましたが、粗利は年々薄くなっています。
ファミリー層向けにはサブスク・リースを、若年層やローン審査に不安を抱える顧客には自社ローンを提示するなど、顧客属性ごとにプランを出し分けることで成約率を底上げできます。
AI査定ツールで90日以内に売れる確率を算出し、低確率車両は即座にオークションへ戻す“回転在庫”モデルへ。平均在庫日数を120日→60日へ短縮した店舗も出ています。
粗利を守る鍵は保証・整備パック・コーティングに加え、自社ローンの導入です。
通常のオートローンに通らない顧客に分割販売を行う自社ローンは、販売機会を最大化できる武器です。ただし車両価格に金利相当額を含めるため、相場より高く見える点を説明しないとクレームの火種になります。支払回数は24~36回を基本に設定し、広告では本当に自社審査であることを明示しましょう。これにより“金利0円”を謳いながら実は信販会社……といった誤認リスクを避けられます。
中古車市場は2025年も供給過多が続く見通しです。だからこそ仕入れ精度と収益多角化を両輪に、“三重苦”を“三重メリット”へ転換させる発想が求められます。
最後に――自社ローン導入は資金繰りやリスク管理の体制整備が前提です。与信判断を独自基準で行い、回収フローをシステム化できれば、競合が手を出しづらいブルーオーシャンが開けるでしょう。
都道府県別におすすめできる中古車販売優良店をランキング形式で掲載しております。
全国あるいは、ご自身がお住いの都道府県の優良店ランキングをご参照なさってみてください。
初めて自社ローンを利用する方はランキングの情報を参考に、自社ローン対応の中古車販売店をお決めになられることをおすすめ致します。
▼都道府県別の業者ランキングはこちら
北海道・東北地方 | 北海道 / 青森県 / 宮城県 / 秋田県 / 岩手県 / 福島県 / 山形県 |
---|---|
関東地方 | 東京都 / 千葉県 / 神奈川県 / 埼玉県 / 茨城県 / 群馬県 / 栃木県 |
中部地方 | 長野県 / 岐阜県 / 新潟県 / 愛知県 / 静岡県 / 山梨県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 |
近畿地方 | 大阪府 / 京都府 / 滋賀県 / 三重県 / 和歌山県 / 奈良県 / 兵庫県 |
中国地方 | 岡山県 / 鳥取県 / 島根県 / 広島県 / 山口県 |
四国地方 | 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 徳島県 |
九州地方 | 福岡県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 佐賀県 / 長崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
主要都市 | 札幌市 / 仙台市 / 宇都宮市 / 名古屋市 / 北九州市 |