自社ローン 優良店ランキングTOP > コラム一覧 > 中古車盗難と闇ヤードの実態――購入前に知っておきたいリスクと対策
茨城県つくば市の郊外にある資材置き場――通称「闇ヤード」で、十数台の高級SUVがブルーシートの下から見つかったのは2023年末のことです。逮捕されたのはパキスタン国籍の中古車販売会社代表の父子。警察の発表によれば、車両はおもに首都圏で盗難に遭い、偽造ナンバーを装着したうえでヤードへ運び込まれていました。
ヤードは外から見えにくい鉄板フェンスで囲まれ、24時間体制の監視カメラまで完備。盗難車を一時的に「寝かせる」には理想的な環境だったといえます。
県警と自動車盗対策協議会は、盗難届けとの照合で車台番号が改ざんされた痕跡を確認。そこから物流会社の配車記録をたどり、結果的に押収台数は25台、総額約2億円相当にのぼりました。
盗難車は以下のフローで市場へ“正規車”として紛れ込みます。
特に国内流通では、「車台番号の一部だけを変更し、合法車の書類と結び付ける」という手口が横行。オークション会場には数万台が並ぶため、真贋判定が追いつかないのが実情です。
海外向けはさらに簡単で、現地港で書類と車体が別々に税関を通過するケースもあり、戻ってくる統計情報は極めて少ないのが現状です。
消費者が中古車を購入する際のチェックポイント
一方、業界と行政が取るべき対策も急務です。
今回の事件は、盗難車が一般中古車市場に紛れ込む典型例です。私たち消費者が
「ディーラー保証があるから安心」「走行距離が少ないから大丈夫」
などと考えるのは危険です。
購入リスクを最小化する鍵は、1) 車台番号照合、2) 第三者鑑定、3) 取引履歴の透明化。
信頼できる販売店を選ぶことはもちろん、「お得な車両ほど慎重に」を合言葉にしましょう。
中古車は夢のマイカーへの最短ルートですが、闇ヤードと盗難車ビジネスという暗部があるのも事実です。適切な情報とチェック体制を持てば、リスクは確実に下げられます。次にハンドルを握るその車が、確かな背景を持つ一台であるよう、今日から実践してみてください。
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