自社ローン 優良店ランキングTOP > コラム一覧 > 中国が2026年から『偽装中古車』輸出を規制 ─ 日本の中古車市場への影響と対策を徹底解説
近年、中国では“新車を一度登録して中古車として輸出”する方法が横行していました。これにより在庫を短期で現金化できる一方、ブランドイメージを毀損し国際的な中古車相場を乱す要因にもなっていたのです。そこで中国政府は2026年1月から輸出規制を本格導入し、市場の健全化を目指します。
規制のコアは大きく2点です。
2024年末に詳細ガイドラインが公布され、2025年は移行期間、2026年1月に完全施行となる見込みです。
認証取得やサービス拠点整備のコストが加算されるため、FOB価格は平均10〜15%上昇すると試算されています。これにより日本側の調達価格も上がり、値ごろ感が魅力だった中国製SUVやEVの価格競争力低下は避けられません。
メーカーが輸出を“選別”するため、売れ筋モデルに絞った正規ルートが中心になります。結果、希少グレードやアクセサリ付き車両の並行輸入は激減し、車種の多様性が縮小すると予想されます。
中国製EVはアセアン各国にも大量流入していましたが、規制強化により域内の玉不足が発生。日本へ逆流していた低年式EVが現地に留まり、結果として国内EV中古車相場が底堅くなる可能性が高まります。
2025年以降は並行輸入車の供給が不安定になり、“在庫一掃セール”が増える見込みです。価格だけで飛びつかず、保証内容や部品供給体制を必ず確認しましょう。
中国の“偽装中古車”輸出規制は、市場の透明性回復というポジティブ面を持つ一方、日本の中古車ビジネスにはコスト増・車種縮小という大きな波をもたらします。ディーラーは早期に調達戦略を見直し、EV時代のアフターケア体制を整備することが生き残りの鍵となるでしょう。
都道府県別におすすめできる中古車販売優良店をランキング形式で掲載しております。
全国あるいは、ご自身がお住いの都道府県の優良店ランキングをご参照なさってみてください。
初めて自社ローンを利用する方はランキングの情報を参考に、自社ローン対応の中古車販売店をお決めになられることをおすすめ致します。
▼都道府県別の業者ランキングはこちら
| 北海道・東北地方 | 北海道 / 青森県 / 宮城県 / 秋田県 / 岩手県 / 福島県 / 山形県 |
|---|---|
| 関東地方 | 東京都 / 千葉県 / 神奈川県 / 埼玉県 / 茨城県 / 群馬県 / 栃木県 |
| 中部地方 | 長野県 / 岐阜県 / 新潟県 / 愛知県 / 静岡県 / 山梨県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 |
| 近畿地方 | 大阪府 / 京都府 / 滋賀県 / 三重県 / 和歌山県 / 奈良県 / 兵庫県 |
| 中国地方 | 岡山県 / 鳥取県 / 島根県 / 広島県 / 山口県 |
| 四国地方 | 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 徳島県 |
| 九州地方 | 福岡県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 佐賀県 / 長崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
| 主要都市 | 札幌市 / 仙台市 / 宇都宮市 / 名古屋市 / 北九州市 |