中古車オークションの注意点とは?事前に知っておかないと損をする!
中古車オークションは、良質な中古車を適正価格で購入することができ、希望の車種を落札できるため、顧客としてはメリットが大きい取引です。
しかし中には、知っておかないと損をします。
今回は、中古車オークションの注意点について紹介していくので、参考にしてみてください。
中古車オークションで中古車を購入する際の注意点
中古車オークションで中古車を購入する場合、どのようなことに気を付けないといけないのか、購入する際の注意点を紹介していきます。
出品票や評価点を信頼しすぎない
中古車オークションには、一つ一つ「出品票」という物が、販売される車に付けられています。出品票は、車の状態を表している用紙で、第三者が検査していることから、評価については公平さが保たれているのが特徴です。
しかし第三者の検査員が車の状態をチェックしているといっても、確実に見落としがないとは言い切れません。限られた時間の中で確認を行っていることから、評価とは異なる状態の車が引き渡しされる可能性もあります。
また出品票に記入されるのは、車検日などの基本情報のみであるため、エンジンオイルが適切に交換されたのか、判断することができません。
あくまでも、出品票でわかるのは内装・外装・走行距離といった情報だけなので、出品票の情報だけを鵜呑みにしないことが大切です。
顧客が直接下見を行うことができない
購入したいと検討している顧客は、中古車オークション会場に入ることはできません。オークション会場に入ることができるのは、入場を許可された業者のみです。
そのため、車の状態を知ることはできるのは、入場を許可されたオークション代行業者の方となります。
顧客はオークション代行業者が送ってくる、写真などを頼りに車を見ることができるだけなので、現地で車の状態を確認することはできないということを理解しておきましょう。
ただ良質な中古車の見極めは、素人目には判断することが難しいので、プロの代行業者にチェックを任せた方が良いです。
落札ができるとは限らない
中古車オークションでは、他の業者も購入を検討していることから、自分の思っているように車が購入できないケースもあります。
落札ができるとは限らず、何度かタイミングを見送らないといけない可能性もあるでしょう。
価格が確定していない
中古車オークションの場合は、オークションが終わるまで、落札価格が確定することがありません。大体の相場については教えてもらうことができたり、予算を事前に伝えておけば、予算内で中古車を落札してもらうことはできます。
しかし予定通りにオークションが進まないこともあるでしょう。
そのため、相場よりも安い販売価格で購入できることもあれば、反対に高くついてしまう可能性もあります。
落札後のキャンセルができない
中古車オークションで落札された後は、落札をキャンセルすることはできません。例えば、落札した車の質が想定よりも低かったからといって、キャンセルを求めることは認められないので注意しましょう。
落札後に連絡が取れなかった場合にも、契約不履行となり、ペナルティが発生することもあるので、連絡はいつでも取れる状況にしておく必要があります。
購入後のクレームは原則禁止
中古車オークションは、「ノークレーム・ノーリターン」が原則です。オークション会場では、クレーム期間があり、クレーム期間内であればクレームは受け付けています。
しかしクレーム期間は、1週間程度となっていることから、気付いた時にはクレーム期間が過ぎているというのが注意点の一つです。
また数万円程度の不具合などについては、クレームの対象外となっているオークション会場もあるため、基本的にはクレームは受け付けてもらえないと思った方が良いでしょう。
保証がないことが多い
中古車オークションでは、代行手数料を抑える目的から、購入後に整備費用などの保証がないことも多いのです。中には、保証がついていることもありますが、有料であったりするケースもあります。
中古車オークションの注意点を事前に把握しておこう
中古車オークションは、希望の車種を代行業者に伝えておけば、適正価格で購入することができることがあります。
しかし中には、今回紹介した注意点のように、想定していた車の状態で引き渡されなかったり、落札できないといったことも考えられるでしょう。
中古車オークションはメリットもある分、事前に注意点も把握しておかないと、契約不履行などのトラブルに発展する可能性があります。
ただ基本的には、良質な中古車を比較的安い金額で購入できることが多いので、希望する車種があれば、一度試してみるのもいいでしょう。