任意整理後でも大丈夫！自社ローンの審査に通るためのポイント

はじめに

任意整理中や任意整理直後に車が必要な場合、カーローンの審査に通るのは難しいとされています。信用情報に任意整理の記録が残り、返済能力が低いと判断されてしまうからです。しかし、自社ローンを利用することで車を購入できる可能性があります。この記事では、任意整理中でも自社ローンを利用して車を購入する方法や注意点について詳しく解説します。

任意整理とカーローン審査

任意整理の影響

任意整理は、借金を減額し、返済計画を立て直す手続きです。これにより、月々の返済額が減り、生活が安定する一方で、信用情報に「任意整理」の記録が残ります。この記録は信用情報機関に登録され、一般的には5～10年程度残ります。この間、金融機関や信販会社からの信用が低下し、ローン審査が厳しくなります。

銀行系カーローン

銀行系カーローンは金利が低いのが魅力ですが、審査は非常に厳しいです。任意整理中の方が審査に通るのは難しく、金融事故の履歴やクレジットカード、各種ローンの過去の利用状況が厳しくチェックされます。

ディーラーローン

ディーラーローンは、車のディーラーが提携する信販会社などが提供するローンです。銀行系カーローンに比べて審査は比較的緩やかですが、金利は高めです。また、信用情報の照会があるため、任意整理中の方が審査に通るのは難しいでしょう。

自社ローン

自社ローンは、中古車販売店が独自に提供するローンです。金融商品ではないため、金利は発生しませんが、販売店が直接審査を行います。そのため、信用情報機関への照会がなく、任意整理中の方でも審査に通る可能性があります。

任意整理中でも自社ローンで車を購入できた事例

保証人をつけた場合

あるケースでは、任意整理中の方が保証人をつけることで自社ローンの審査に通り、車を購入できました。保証人が公務員や会社の役員などの信用度が高い職業の場合、審査に通りやすくなります。

頭金を多めに用意した場合

別のケースでは、頭金を80万円用意することで自社ローンの審査に通り、車を購入できました。頭金を多めに用意することで、毎月の支払い金額が減り、信用性が高まるため、審査に通りやすくなります。

自社ローンで車を購入する際の注意点

支払いが滞るリスク

自社ローンは、支払いが完了するまで車の所有権が販売店にあります。支払いが滞ると車が回収されるリスクがあるため、無理のない支払い計画を立てることが重要です。また、回収される際に車体に傷や故障がある場合、その修理費用も負担しなければなりません。

支払いが完了するまで売買できない

自社ローンを利用して購入した車は、支払いが完了するまで販売店の所有物となります。途中で他の車に乗り換えたい場合でも、ローンが完済するまで車を自由に売却することができません。この点を理解した上で契約することが重要です。

手数料や保証料がかかる

自社ローンは金利がない代わりに、手数料や保証料が上乗せされる場合があります。そのため、総支払額が他のローンよりも高くなることがある点に注意が必要です。

任意整理中でもカーローン審査に通るためのポイント

任意整理をしていない会社で申し込む

任意整理を行った金融機関やローン会社に再度申し込むと、審査に通る可能性はほとんどありません。別の金融機関やローン会社を選ぶことがポイントです。

保証人を用意する

保証人を立てることで、申込者の信用力を上げることができます。保証人は収入が安定していて、信用情報に問題がない方に依頼する必要があります。

同時に複数の審査に申し込まない

同時に複数のカーローン審査に申し込むと、お金に困っていると判断され、審査に不利になることがあります。一定期間空けるとともに、審査に落ちた理由を分析して、状況を改善してから申し込むことが大切です。

仮審査を利用する

仮審査は、本審査前に受けられる簡易的な審査です。仮審査の結果は信用情報に履歴が残らないため、カーローンを利用できるかどうかの可能性を探る際に活用すると良いでしょう。

まとめ

任意整理中や任意整理直後にカーローンの審査に通るのは難しいですが、自社ローンを利用することで車を購入できる可能性があります。保証人をつけたり、頭金を多めに用意することで審査に通りやすくなります。ただし、自社ローンにはいくつかの注意点もあるため、無理のない支払い計画を立て、中古車販売店に相談しながら進めることが大切です。この記事が、任意整理中でも車を購入する際の参考になれば幸いです。